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高齢者福祉

人間に生まれて、だれしもが必ず経験するものを「生老病死」と言います。現代社会では、老いや死を否定的にとらえ、なるべく遠ざけようという考え方が一般的です。しかし、老いることは、本当に忌むべきことなのでしょうか。

私たちは、「人間は歳を重ねるほどに人生が充実し、豊かになっていく存在である」と考えています。老いることは、人間としての豊かさが頂点に向かっていくことを現し、充実した心のうちに最期を迎えることこそ、目指すべき方向だと考えています。

病気によるものか、あるいは事故によるものか、介護が必要になった方に対して、私たちは何を提供すれば良いのか。素晴らしい老いを実現するために、新しい視点の介護プログラムを作りました。

ふれあい囲碁は、人間の意欲を高める不思議な力があります。高められた意欲を、適切な脳トレや運動につなげることで、対象者の健康度がみるみる上がっていきます。たとえば、これらのプログラムを取り入れたデイサービスでは、要介護2の方が1年間で要支援1になるなど、目に見えるほど効果が現れます。

要介護者の健康度が上がると、職員の負担が減るだけでなく、手ごたえを感じることができます。さらに、仕事に対するやりがいが高まり、職員自身の人生が豊かになっていきます。同時に、職員の増員は不要になり、人件費の負担は時間とともに減っていくため、最終的には事業の安定経営につながります。

デイサービスの運営~職員も利用者も目を輝かせ、安定した収益の上がる体質へ

当事者本位の運営

デイサービスの基本は、介護支援を受ける当事者が、可能な限り自立した生活を送れる状態になることを目標にすべきであると考えています。しかし、現状では、この当たり前のことを目指している事業所はそう多くはありません。むしろ、「当事者の家族を介護疲れから一時的にせよ解放するために、要介護者を預かる(レスパイト)」ことに忙殺され、当事者の自立支援に手が回らないという事業所が多いのではないでしょうか。

当事者の自立支援とレスパイトは両立します。そのためのプログラムを構築してきました。

具体的には、以下の3つのパターンで、当事者本位のプログラムを提案いたします。

【要支援1~要介護2=自力歩行可】の方を対象とした自立支援プログラム
【要支援1~要介護2=自力歩行可】と【要介護3~5=自力歩行不可】の方が混在する場合の自立支援プログラム
【要介護3~5=自力歩行不可】の方を対象とした自立支援プログラム

リクエスト(要求)とニーズ(自立に必要な手立て)の区別

「珈琲と紅茶、どちらをお持ちしますか?」「珈琲をお願いします」。デイサービスでよく見かけるウェルカムドリンクを提供する風景です。珈琲を注文する行為はリクエスト(要求)であって、ニーズ(自立に必要な手立て)ではありません。職員が、この区別をつけて支援できるかどうかで、そのデイサービスの良し悪しが明確に分かれます。

私たち支援者が目指すべきものは、「珈琲を飲みたい」というリクエストに応えることではありません。ひとつは「体調の維持に必要な水分補給」、さらには、「美味しい珈琲を自分で入れて飲める」あるいは「美味しい珈琲を飲みに出かける」ことができる身体になってもらう、というニーズに応えることです。

まず、職員がこのことを明確に自覚できることが第一歩です。次にニーズに応えるプログラムを実施することで、利用者の健康度が高まり、本人も家族も助かります。職員の負担はどんどん軽減され、事業所の評判は高まり、経営は楽になっていきます。

プログラムは、(1)コミュニケーション(2)脳トレ(3)運動──をバランスよく組み合わせたもので、だれにでも実施可能です。どの利用者も目の輝きを取り戻し、心の底から湧き上がる笑顔を見せてくださるでしょう。

新規立ち上げ

2015年の制度改革によって、デイサービスへの介護報酬額がかなり大きく削られました。それによって、経営が苦しくなり、閉鎖する事業所が増えてくるではないかという懸念が広がっています。

一方、自立支援を目指すデイサービスの需要は、今後ますます高まってくるでしょう。

一戸建ての家を改修して運営する小規模のデイサービスにしろ、広いフロアを持つ大規模、中規模のデイサービスにしろ、まず、「どのようなデイサービスを作りたいのか」という具体的なイメージを持つことが大切です。

そのうえで、とくに新規立ち上げの場合は、場所や人材の確保、書類の申請、必要な資金など小規模のデイサービスについてご相談に応じます。

地域包括ケアシステム
~実効性のある仕組みへ

・ネットワークづくり
・人材(コーディネーター)育成
・ボランティア団体の立ち上げ(NPOの中間支援)

コンサルティング

・1日体験コース
・3か月コース